2021.02.09
お仕事体験
1月 お仕事体験 ~ 心理カウンセラー ~
パントーンフューチャースクールの藤井です。
1月からお仕事体験の内容が変わり『心理カウンセラー』を行っています。
子どもたちにとって心理カウンセラーといった仕事内容は、あまり携わることが少ないかと思いますが、いろいろな仕事があることを知ってもらうために取り組んでいただいています。
心理カウンセラー役の人がクライエント(患者)の悩みに答えていくといった流れとなっています。
心理カウンセラーに取り組んでもらう人には
・傾聴(相手の話を遮らずに最後まで聞く)
・相槌(うなずいたりすることで相手に聞いている姿勢を見せる)
・共感(相手の気持ちに寄り添って「大変でしたね」「つらかったですね」など声をかける)
・質問(理由を聞いたり、『はい』『いいえ』で答えられる質問を考えて話しかける)
・助言(困っていることへの対処法を相手に寄り添いながら考える)
ができるようにマニュアルに沿って対談できるように設定をしています。
主な狙いとしてはコミュニケーション面での『傾聴する』といった力、他者の悩みに対して考え対処法のアドバイスを自分で決めて伝える『選択する』力を伸ばせれるように設定しています。
1,2回目では『イライラするとき』3,4回目では『緊張するとき』といったテーマに基づいて相談を受けています。
最初はマニュアルを棒読みで読んでしまう人が多かったですが、スタッフから「話を聞いている時には首を上下に動かして聞いていることを感じてもらいましょう」「相手の方を向いて話しましょう」などアドバイスを受けていくうちに、頷いたり相手の方へ視線を向けたりと徐々にですが意識している様子がうかがえました。
『話を聞く』といったスキルは学校生活だけでなく、今後社会に出た時に必要なスキルとなります。話をする時、話を聞く時と自分から見た視点、相手から見た視点を感じることで、好ましいかかわり方を獲得できるように、今回の『心理カウンセラー』のお仕事体験で気づくきっかけになれば良いなと感じています。