2020.12.08
お仕事体験
お仕事体験 ~ゆとり茶本舗編②~
パントーンフューチャースクールの藤井です。
10月、11月と『ゆとり茶本舗』のお仕事を体験していただきました。
今回はゆとり茶本舗での『お仕事前の業務確認』についてお話をさせていただきたいと思います。
業務開始時間になると、着席し本日の業務をマニュアルに沿って確認していきます。
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ゆとり茶本舗スタッフのみなさん
お疲れ様です。本日の業務について説明します。
本日は、ホールとキッチンの業務を行っていただきます。ホールでは「お会計と片付けの業務」、キッチンではセットメニューをつくる業務に取り組んでいただきます。
仕事は以下の流れで進めてください。
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といった当日取り組むお仕事の内容が、職場の部長からメールで依頼された想定でマニュアルに書かれています。
スタッフがマニュアルを読み上げるだけでなく「3行目を〇〇さん読んでください」「キッチン業務の①番を〇〇さん読んでください」と子どもたちにも読んで確認していただいています。当てられて発言する機会があることで、『話を聞いておかないと』『今読んでいるところはどこだろう』『今日取り組むことは前回と少し違うな』など子どもたちに気づいてもらったり意識してもらうきっかけを作っています。
また、『特に意識してほしいこと』を2つ設定し、頑張ることの目的を明確化したり子どもたち自身が目標を立てやすいようにしています。
聞くだけ、その場にいるだけ、とならないように、一人一人に話へ参加する意識を持ちながら取り組んでいただくことで、実際のお仕事でも関心を持ちながら取り組めるように働きかけています。
11月はセットメニュー作成の業務があり、
「Aセットはお皿に白色の敷き紙を載せます。どら焼きの和菓子を置いてください。」
「Bセットはお皿に英語の文字が書いた敷き紙を載せます。お菓子は羊羹を置いてください。」
といった指示がありました。
聞いて覚えるだけでなく『メモをして忘れたときに確認できるようにしてください』と伝え、子どもたちにメモを取る大切さを伝えさせていただきました。
1回目は『メモをしてください』といった指示がないと取り掛かることのできなかった児童も、2回目はスタッフからのアドバイスがなくても自主的にメモをする姿勢が生まれていました。繰り返し経験したり確認する中で、お仕事が始まる前に今日はどういったことをするのかを考えたり、必要なところを自分で意識したり忘れないようにする力を育んでいきたいと思います。