2021.03.12
お仕事体験
お仕事体験 ~心理カウンセラー~
パントーンフューチャースクールの藤井です。
1月、2月と心理カウンセラーのお仕事体験を行いました。
1月は『イライラしたときの対処法』『緊張するときの対処法』をカウンセラー役、クライエント(患者)役で取り組んでもらいましたが、2月はステップアップし『共感フレームワーク』といったものを用い、うまくいかない時に考え方を整理し気持ちを切り替える方法を使いながら取り組んでもらいました。
『共感フレームワーク』と言われるとなかなかピンとこないと思いますが、ネガティブな気持ちになった時に「自分の気持ち」と「相手の気持ち」に共感して気持ちを切り替えましょうといった内容になります。
相談内容に対して
①自分や相手がどのように反応・攻撃したのか。
②自分はどうしてそのように反応・攻撃したのか。
③相手はどうしてそのように反応・攻撃したのか
を相談者と一緒に考えていき、どうすればよかったか、今後どうするかなどを具体的に一緒に考えていきます。
上の写真は例題でスタッフと子どもたちで共感フレームワークで一緒に取り組んだ内容です。
相談内容は
【太郎さんが鉄道クラブで大好きな電車の話をしている時に、先輩に「ずっとしゃべっていてうるさい」と言われて喧嘩になりました。】
といったものでした。この相談内容に対して
①先輩と喧嘩になった
②鉄道の話をしているのに邪魔されて嫌だなと感じた。もうちょっと優しく言ってくれたらいいのに。
③静かにしてほしい。声がうるさい。ずっとしゃべっていてうるさい。
このように自分の立場で考えたり、相手の立場に立って考えてもらっています。自分はしゃべりたかったけど、相手からすると声がうるさかったのかもしれない。でも好きな話はしたいし…。とお互いの気持ちを考える中でどのようにしたらよかったのか、今後どのようにするかを考え結論を出していきます。
今回の例題での結論としては
・話すことを決めておく。
・声のボリュームを下げる。
・他の人と話が出来るようにする。
など今後に生かせるように考えていきます。
例題の後には実際に子どもたちだけでも取り組んでもらいましたが、考え方ややり方を掴むのに時間がかかっていました。繰り返し取り組む中で考え方や気持ちの情報の整理を自分のことや相手のことを思いながら関り、自他の感じ方の違いや考え方の違いにも気づくきっかけになったり、実際に自分が困った時やトラブルとなった時に客観的に見る力に繋がれば良いなと思っています。